公開日 2019年07月24日(Wed)
家政科では,7月22日(月)3年生調理選択者,23日(火)2年生全員を対象に「調理講座」が行われました。講師は福岡にある専門学校「福岡 スピリッツオブマイスター」校長の中村 一善先生です。
この講座は,
(1)調理に関する知識と技術習得
(2)家庭科技術検定食物調理1級に役立つ料理の習得や盛り付けなどの
技術習得
を目的として開かれました。献立は以下の通りです。
◆ニース風サラダ
◆鶏もも肉のソテー プロヴァンス野菜のラタトゥユ ヌイユ添え
◆ババロア
中村先生は始めに,「まずは準備がとても大切。1つの料理を仕上げる順番の最後に何をするか,何が必要か考えて準備をスタートさせること」とおっしゃいました。また,レシピには材料は書いてありましたが,作り方は載っていませんでした。中村先生は,「書いてあるのは頭に入りません。自分の言葉で書くと頭に入りますよ」とも言われ,すべての学びに通じる姿勢だなと思いました。
ニース風サラダではマヨネーズ作りから行いました。油が入ると塩が溶けにくいことから,油より先に入れることを学びました。材料を合わせて分量の油を少しずつ少しずつ混ぜ合わせていき,最後に見慣れたマヨネーズができた時は生徒から感嘆の声が上がりました。鶏もも肉のソテーでは,白こしょうと黒こしょうについて説明があり,白こしょうは,豚肉・仔牛・鶏肉料理に,黒こしょうは牛肉・羊に使うと教えていただきました。ババロアは材料の卵を固まらせないようにしながら,尚かつとろみを出す作業が至難の業でした。ボウルから鍋に移すときには,食べ物を大事にすることと分量が変わらないように,ゴムべらを使用して余りなく取るように説明がありました。3年生の1級受験者は「ねじ梅」についても指導していただきました。
包丁さばきなどのプロの技術の高さには目が釘付けになりましたが,調理に対する姿勢や手間を惜しまない一つ一つの作業なども心に残る学ぶことの多い講座となりました。
生徒のみなさんは,今後の授業や検定に生かしていってくださいね。
プロの手元が気になります。どんどんどんどん近づいて目が離せません!(2年生)
プロから直接教えていただけます。これこそ出前授業の醍醐味。そしてあまかせ(奄美高校家政科)だからこそ!(3年調理選択者)
できあがりました♫ とってもおいしかったです。
大満足!(2年生)
がんばりました~!(2年生)
おいしいです!(2年生)
中村先生,本当にありがとうございました(3年調理選択者)。