死に向き合う子どもたちへの危機対応 ~職員研修~

公開日 2020年01月10日(Fri)

 防衛医科大学校看護学科の髙橋聡美教授をお招きして,自殺予防に関する講話をしていただきました。髙橋先生は多くの県や地域で自殺対策委員等を務め,自死遺族や自死遺児へのグリーフケアに取り組んでいます。

 講話では各国での若者の死亡原因,自殺の原因や動機などから入りました。子どもたちの持つ「生きづらさ」に気づき,丁寧に関わることが自殺予防につながると話されました。

 そのために子どもたちの「基本的自尊感情」を育てることが自殺の一次予防につながります。そして,リストカットで自死に近づいている子どもたちへの対応などの二次予防。

 それ以上誰も傷つけないで気持ちで遺族や遺児,周囲への心理を汲む三次予防。自殺に関する様々なデータや理論,考え方,心構え,これからの取り組みについて,多くのお話をしていただきました。

 午前中には衛生看護科の全生徒への講演もしていただき,看護を学ぶうえで大切なことや,セルフケアについて,自分の限界を自覚し,助けを求める大切さも必要とアドバイスをいただきました。

 教えていただいたことを実践して,生徒と教師が共生していける奄高にしたいと思います。お忙しい中で奄美大島までお越しいただき,ありがとうございました!

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【どのような看護師になりたいか?と生徒に投げかける髙橋聡美教授】

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【衛生看護科職員へ向けて,大学の看護実習などの厳しさや重要性を学びました】

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【コミュニケーションツール「TALKの原則」は大切だと改めて感じました】