公開日 2020年06月05日(Fri)
6月4日(木) 毎週木曜日は午前中3時間,家政科3年生の課題研究の授業です。「食物」を選択している9名は,それぞれのテーマに沿って調査・研究・実習を行っています。今日はその中で,研究テーマを「保存食とジビエ料理」に設定し研究活動を行っている生徒を紹介します。
家政科3年の峯岸勝美君(阿室中出身)は,宇検村から片道2時間かけて通学しています。彼の研究テーマは「保存食とジビエ料理」。これまでにも世界大戦時に作られていたハードタック(現在の乾パンのような固いパン)やお米の保存食(糒(ほしいい))作りを研究・調理してきましたが,昨日はイノシシの肉(お父さんが捕ってきたそうです)を使ったジャーキー作りに挑戦しました。
薄くスライスしたイノシシの肉を,赤ワインや玉ねぎと共に調味液につけ込み,低温(120度)のオーブンで1時間以上かけて乾燥焼きします。今回はつけ込みの時間が短かったために,塩やスパイスをふんだんに使ってスパイシーな味付けにしました。できあがったジャーキーは,オーブンから出してしばらく乾燥させると一層ぱりっとした歯ごたえになり,大人の人ならすぐにビールが欲しくなるほどおいしく仕上がりました。いつもユニークな発想と調理に関する豊富な知識で,食物のみんなから頼りにされています。
【漬け込みの準備をする峯岸君とつけ込み作業】
【焼き上がったしし肉のジャーキー】
【他の生徒もテーマに沿った研究と調理を頑張っています】