公開日 2020年09月15日(Tue)
本校国語科の汐満奈々子教諭が,担任を務める商業科2年3組で「国語表現」の研究授業を実施しました。
「文章を書く意味」という単元を題材に,生徒に言語の起源や,言葉への自覚などを理解させ,文章を相手に伝え,人間の精神を表すことを伝える内容でした。
テンポの良い展開と,教科書の枠にとらわれない応用した独自の進め方や工夫した補助プリントなども用意され,生徒のみならず,参観した先生たちをも引き込んでいました。
漢字から崩された日本語「あいうえお」から発展し,人々が持つ信仰心の中には,言葉の持つ霊の力(言霊)があることなどから,「忌み詞(いみことば)」まで展開しました。
日本では,結婚式など日常でも意識しなければならないいわゆる「禁句」があり,生徒たちは何気ない言葉の用い方ひとつで人を不快にさせることを学びました。
個の授業を受けた生徒たちは,言葉の力で人の幸せを願うことを改めて強く知ることができました。
【合格祈願など,日本人は言葉に込める誓いが強いと話す汐満教諭】
【「自分の名前」は大きな意味を持つ小さな文章!と教えられました】
【文章は人間の精神の姿を示す!改めて言葉の強さを知った先生たちでした】
【生徒たちがお互いに考え,連想できる「忌み詞」のアドバイスをする汐満教諭】
【実施された授業の細かいところまで,確認できた授業研究でした】