公開日 2020年11月13日(Fri)
今の世の中の国家や政治がどのようにして,作り上げられてきたのかを学ぶ「現代社会」の研究授業を,衛生看護科1年生に対して,地歴公民科の中俣瑞希教諭が,行いました。
無人島で見ず知らずの4人が生き残るためにはどのような行動をとるべきか?…という投げかけで生徒たちは話し合ったり,じっくりと考えたりすることから始まりました。
社会や法が存在していない「自然状態」では,個人は保証できないところから,みんなが生き残るために作ったルールを作る。それでも必ずしもそれを守るとは言えない!と問題提起をしました。
個人が国家と契約を結ぶと考える「社会契約論」へと話は展開していきました。ホッブス,ルソー,ロックの3人の思想家の著書から3人の自然状態と社会契約,そして,その影響などの違いを確認しました。
国家成立の歴史を知ることで,自分自身が国から守られていることなど,政治に対してより興味を持つことのできる授業でした。
【無人島のみんなが生き残るためには?と意見を出し合っています】
【どんなイメージを持っているのか,副担任の加塩沙織教諭も気になっています】
【ホッブズの挿絵を見せて,社会契約説を説明する中俣瑞希教諭】