公開日 2021年06月16日(Wed)
6月11日(金)・12日(土)の2日間で行われた高校生ものづくりコンテスト鹿児島県大会に,本校の工業技術研究部の2年生の田畑 昴君が溶接部門に,3年生の前田 堅龍君と2年生の持永 愛輝君が電子回路組立部門に出場してきました。
<電子回路組立部門> 最優秀賞
電子回路組立部門は,制限時間2時間で,電子回路の設計(入力回路の製作)と制御プログラムを作成し,目的の動作(モータの動作,LEDの点灯,スピーカなど)をさせるシステムを完成させるはんだ付けの技術とプログラミング力が問われる競技です。
いよいよ「ものづくりコンテスト県大会」が明後日に迫った大会直前の放課後も電子回路組立部門に出場する2名は最後の練習に励んでいました。課題に従った制御をイメージし,入力回路の製作,はんだ付けの技術,プログラミングの確認をミスがないように全集中で取り組んでいました。
この日は練習を早々に終え,道具の梱包作業後,名瀬港から出発しました。
6月12日(土)大会本番です。最初は緊張していた2人ですが,落ち着いて課題に取り組み次々と仕上げていきました。なかでも3年生の前田君は底力を発揮し,制限時間内に9個の課題を見事にクリアさせることができ他校の選手と並んだところで競技が終了しました。最終審査では制御プログラムの他,半田付けの技術も問われるので,どちらが最優秀賞を取るか分からない状況で結果を待ちました。結果を聞かされたときは驚きと喜びでいっぱいになりました。地道に練習を続けた生徒が最優秀賞をいただくことができて選手・顧問ともに感動いたしました。(顧問の横山教諭談)
九州大会は7月4日(日),福岡県立香椎工業高等学校で開催されます。残された時間は少ないですが,これまで以上に練習に励み,上位入賞を目指して活動します。
<溶接部門>
溶接部門は2枚の鉄板を高温で溶かして1枚につなぎ合わせる技術を競う競技です。この部門の結果は,溶接個所の曲げ試験などの審査に時間がかかるため,今月の25日以降に発表される予定です。(楽しみです!!)
帰校した田畑君は,「練習で身につけた力の80%くらいは発揮することができました。結果がどうあっても,今後も溶接の技能を追及していきたいので,練習あるのみです。」とコメントし,さっそく溶接の練習を再開していました。
大会へ出発する当日の放課後も最終確認を行っていました。