公開日 2021年11月06日(Sat)
11月2日(火),鹿児島市において全国高校ラグビー選手権大会鹿児島県予選に出場しました。全国の高校ラガーマンにとって,最後の大舞台である通称「花園」を目指して,今年も本校ラグビー部が出場し,3年生は高校最後の大会に全力で挑んできました。
前村 昭人ラグビー部監督の談話
3年生最後の大会。それもあってか前日の最終調整,集合やホテルでの行動は,福山 玲主将を筆頭に全員しっかりとできていた。試合当日の朝,ホテルから窓の外を見ると快晴。これまでの公式戦はすべて雨の中での試合だったので,今日は違う。早朝の集合時間にも誰一人遅れることなく,表情も良い。何かが違う。もしかしたら,もしかするぞ。朝食後のミーティングで,マネージャーが制作したモチベーションを上げる動画を鑑賞し,選手の気持ちは最高潮の状態となった。
前村監督「大漉部長,宿泊所の延泊は大丈夫でしょうね?それとフェリーもすぐ変更ができるようにしておいてください!」
大漉部長「ハイ,承知しました!」
試合会場に到着後も誰からともなく速やかに準備に入り,畑島亮太郎コーチと最終確認を終え,ドレスチェックも全員クリア。順調だ。私(前村監督)は心でつぶやいた。
「ラグビーは番狂わせの可能性が低いと言われるが,今日は覆せる!」と。
応援席には前監督の龍本創矢先生の姿もあった。
「ピーッ!!」試合開始の長いホイッスルが鳴った。開始直後からシード校の洗礼を受けるが,選手たちは決して怯むことなく真っ正面からタックルし,懸命に止めている。終始劣勢ではあったが,前半終了間際にウイングの上村朋晟選手が相手のパスをカットし,100mを独走しトライを決めた。さらに後半には,スクラムハーフの藤田秀太郎選手が得意のフェイントから2回目のトライ。結果は12対114と大敗ではあったが,3年生を中心に粘り強く声を掛け合い,最後まで全員が頑張った姿に私(前村監督)は涙を隠せなかった。
試合後のミーティングで,福山 玲主将が「3年間いろいろあったが,このメンバーで最後までラグビーを続けられたことは何事にも代えがたい喜びだ。ここまでできたのは,先生方やマネージャー,保護者など周囲の方々の協力があってこそだと思う。その感謝の気持ちを忘れないようにしよう。そして,後は後輩に託したぞ。3年間本当にありがとう!」の言葉に,今までの様々な困難がすべて救われた。
選手のみんな,本当にお疲れ様。そしてありがとう。
前村監督「大漉部長,延泊のキャンセルの連絡お願いします!」
大漉部長「ハイ,すでにキャンセルしてあります!」
#試合前のウォーミングアップから気合十分!
#試合開始から男と男の意地のぶつかり合い!
#健闘むなしく試合に敗れましたが,本当によく頑張りました。前監督の龍本先生と記念撮影!
#前村監督と畑島コーチからねぎらいの言葉。
#ラグビー部は君たちがいなかったらここまでこれなかった。
最上マネージャー,大野マネージャー本当にありがとう!