【あまみ風物詩】第1回 羽アリ飛行隊の襲来

公開日 2022年06月02日(Thu)

 彼らは予告なしにやってくる。

 そろそろくるのではないかと噂にはなっていたが、ついにやってきた。

 羽アリ飛行隊は、(通称:羽アリ 実際はシロアリ 今回、飛行しているのは、イエシロアリだと思われる。)梅雨の奄美の風物詩である。梅雨時期には3回飛ぶと言われ、3回飛んだら梅雨明けがそろそろというサイン。今回はその1回目。毎回、2回目はやや控えめな気がする。3回目の飛行が心待ちだ。虫嫌いの人にとっては、網戸に群がる姿、なかなか取れない羽根の残骸。厄介すぎる存在である。

 今年は、比較的ジメジメする日があまりないように感じる。これから本領が発揮されてくるのだと思われるが、心と身体にとってはありがたい。

 今年は台風が多いのではないかと勝手に予測している。デイゴの花、蜂の巣、未だに姿を見せない台風兄弟たち。しれっと3号まで発生しているようだが、話題にならない程度。この静けさは嫌な予感しかない。

 長期戦への備えも早めにしておきたい。台風の動き次第では、1週間物資が届かないことは容易にあることで、そうなると街のスーパーがすっからかんになる。ファミリーマートでさえも、フランチャイズの商品は姿を消し、昔の「エブリワン」名残の弁当が辛うじて陳列されるのみ。水や長期保存可能な食品を準備しておきたい。

 災害級の台風が来ないことを切に祈ります。

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戦いを終えたシロアリたち。
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飛行部隊の残骸。これがなかなか取れないんです。

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台風で船が来ないと、商品が店頭に並びません。