公開日 2022年10月03日(Mon)
もう10月です。今年もあと3ヶ月です。月日が過ぎ去るのが早いです。
今日は、10月のスタートは放送による全校朝礼からスタートしました。
今日のテーマは、「言葉」
皆さんは、自分の思いを「言葉」で伝えることの難しさを感じたことはありませんか?自分の思っていたこととは違う意味で相手に伝わってしまい誤解されたり、気まずくなったりしたこともあるのではないでしょうか。
言葉は私たちをつなぐコミュニケーション手段の一つです。しかし、同じ言葉でも対面なのか、文章なのか、対面でもどんな思いで出た言葉なのか、一方、その言葉を受け止める相手は、誰なのか、どんな気持ちなのか。
今の時代は、SNSでのコミュニケーションが生活の一部になっています。SNSツールはあくまでもコミュニケーション手段を補うもの「おまけ」みたいなものと考え、対面での会話を重視することです。SNS上での会話では、ポジティブなメッセージとか、簡単な連絡事項などに留め、感情が絡んだり、ネガティブなメッセージのやりとりは向いていないと考えください。微妙な思いや、気持ちはきちんと対面で伝えるべきです。
詩人 「大岡 信(おおおか まこと)さん」の「言葉の力」というエッセイには、「言葉の一語一語は、桜の花びら1枚1枚と同じである。」と述べられています。
桜は、花びらが咲く前に、目には見えませんが、幹、樹皮、樹液などの桜の木全体がピンク色について、開花の準備をするそうです。桜は全身で春のピンクに色づき、花びらにそれらのピンクが集まる。それは、幹であるその人の内側にある力と比例しているそうです。
1枚1枚の桜の花びらには、その背後に桜の木全体の活動のエッセンスが、一語一語の人間の言葉には、その背後のその人の人間全体の人間性が反映されるのです。
そういうことを念頭におきながら、言葉というものを考える必要があることではないだろうか。」と述べています。「そういうこと」というのは、「一語一語の人間の言葉には、その人の人間全体の人間性が反映される」ということです。
言葉には、口先だけ、語彙だけはなく、それを発している人の思いや人柄など、その人の全てが反映されます。言葉には「力」があるのです。皆さんも、皆さんが発する「思いやりの言葉」や「励ましの言葉」が相手の心を打つ、力のある言葉となるよう人間性を磨きながら、大事に言葉を遣ってほしいと思います。※一部抜粋
10月もがんばろう!しっかりと話に耳を傾けます。
そろそろここから聞こえる校長講話ではなく、体育館でできる日を期待して。
雲は多いですが、日差しは秋めいてきました。あと1ヶ月もすれば風が強くなる。