公開日 2022年11月16日(Wed)
先日,11月8日(火)家政科1年生が地元奄美の伝統産業である大島紬について理解を深めるために,龍郷町にある大島紬村に泥染め体験に行ってきました。
過去に泥染めを経験したことがある生徒も多くいましたが,バスで出かける校外学習を楽しみにしていました。
染色についての説明を聞いた後,一人ずつ輪ゴムを使って布を絞り,染める準備をしました。
【絞り作業】できあがりを想像しながら,輪ゴムを使って布を絞ります。
【テーチギ染め】絞った布を石灰液とテーチギの染液に交互に浸して布を染めていきます。
【泥染め】11月ともなると水がちょっと冷たかったのですが,泥に足を取られながらも丁寧に泥を布に揉み込んでいきます。テーチギに含まれるタンニンと泥に含まれる鉄分が反応して大島紬は黒く染まるのだそうです。大島紬のように黒く染めるにはテーチギで染めることと泥で染めることを何度も何度も繰り返すそうですが,今回は体験のため1回だけ泥田に入りました。
泥で染めた後,紬村の方に再びテーチギで染めてもらってから,絞った輪ゴムをはずしました。絞った輪ゴムの後が染まらずに白く残っています。
【完成作品の一部】さまざまな模様に染め上がりました。
【先輩たちの作品】先輩方の泥染めした作品はつなぎ合わせてテーブルクロスになりました。今年度の作品もテーブルクロスやコースターなどに形をかえて今後の奄美高校の活動の中で活躍する予定です。