公開日 2024年10月22日(Tue)
10月20日(日)に商業科・情報処理科の3年生は、奄美大島紬村で泥染め体験をしました。
奄美大島に住んではいても,泥染め体験が初めてという生徒も多く,まずは,染の原料に何が使われているのか,どのような工程で作られているのかを学んでから実践していきました。
泥染めは,輪ゴムで隠れている部分が白く残り,輪ゴム以外の部分が染まります。完成品を想像しつつ,布をジャバラ織にしてゴムで結んでみたり、布を折りたたんでゴムで結んでみたりと,思い思いの形を作ってみました。
次に,シャリンバイの木を煮出した染液と石灰水に交互に浸していきます。
最後に,泥田につけることで,染液のタンニンと泥の鉄分が結びついて色が付きます。
どのように染まったのか,開いてみるまでドキドキです。想像通り???になったのでしょうか。
最後は,大島紬がどのように作られているのか製作の工程を見学をしました。デザインの原画を書くところから糸をつくるのに10か月,織るのに2か月と一反の織物ができるまでに多くの歳月がかかります。今回の泥染め体験と大島紬の製作工程の見学を通して,どれほどの時間と手間がかかっているのかを知ることができました。また,世界で唯一の染色方法である泥染めは奄美の伝統文化です。この伝統文化を,島外の方々にも知ってもらえるような取り組みを行い,奄美の魅力を発信していきたいです。