公開日 2025年10月16日(Thu)
3年3・4組で大島紬村に泥染め体験に行きました。
今回の奄盛プロジェクトでは,『奄美の魅力を再発見し、「伝え」、奄美の未来を創っていく』をテーマに活動しています。今日は島の伝統工芸品である大島紬と糸を染める染色技法について学びました。
まずは,大島紬村の越間さんに工房の案内をしていただきました。
大島紬の反物ができるまでに,約1年の歳月がかるといわれています。
図案を作成し,図案に合わせて糸に色を入れていきますが,色を入れるところと入れないところを準備する締機(しめばた)のところだけで,2・3ヶ月かかるそうです。また,ここで位置がズレてしまうと図案通りにいかなくなるため,大変な技術が求められます。
その後,糸を染めて織機で織っていきますが,1日で約12cmほど織り,反物になるまでに2・3ヶ月かかり,作るまでにたくさんの工程と月日がかかります。
工房を見た後は,泥染め体験をしました。
まず,輪ゴムで模様作りしました。
つぎにシャリンバイにつけて,最後に泥につけます。
よーく泥を揉み込み,最後にもう一度シャリンバイにつけて完成です。
今回,体験を通して,島の自然の恵みをつかった染色技法と高い技術,細やかで正確さが求められる絣織りは奄美ならではの文化だということを身をもって体験しました。
この体験で学んだことを,奄盛プロジェクトの活動を通して伝えていけるように頑張っていきます!