「命の大切さを学ぶ教室」

公開日 2017年04月28日(Fri)

 この事業は,中学,高校の生徒を対象に,全国の警察で実施されている事業です。犯罪や交通事故の被害者が,家族への想い、命の大切さ,被害者も加害者も出さない社会を希求する想いなどを直接伝えることによって,被害者支援に対する理解を深め,被害者等への配慮や支援活動への協力意識を養うとともに、罪を犯してはならないという規範意識の向上を図るものです。

 本日,講師として御来校いただいたのは,交通事故被害者遺族の雪松 誠さんです。 雪松さんは,平成16年に鹿児島市で発生した交通事故で,ご両親を亡くされました。 講演の冒頭,「私は今でもその時のことは昨日のように覚えているし,これまでいくつもの会場で同じ話をさせていただいてきましたが,話すたびに声を詰まらせてしまいます。」とのお話がありました。ご両親の事故の一報を受けてから病院でその死に直面するまで,その後の心の苦しみを,ありのままに,丁寧に,分かりやすくお話してくださいました。
 そして講演の最後で,頬を濡らされるそのお姿に,生徒・職員一同,身につまされることでした。生徒会長はお礼のことばで,「通学に自転車を利用していますが,交通事故加害者になることがないよう,これからも気を引き締めて自転車のハンドルを握りたいと思います。」とあいさつしました。

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【講師の雪松 誠先生】

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【生徒代表お礼の言葉】